スタッフブログ
-樹木のヒトリゴト-

【樹木のヒトリゴト】さくらももこ展

【樹木のヒトリゴト】さくらももこ展

こんにちは。ブビンガです。
もうすぐ、11月。肌寒く感じる日が増えてきましたね。


先日、六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催中の「さくらももこ」展を鑑賞してきました。

昨年の夏、地元の静岡市美術館で開催していた展示の巡回展です。
静岡では観ていなかったのですが、今回たまたま東京に行く用事があったので行ってみました。

さくらももこさんは説明不要の静岡が生んだ有名人。
私はちょうど子ども時代に少女漫画誌『りぼん』掲載の漫画からTVアニメ放映される
『ちびまる子ちゃん』を見ていた世代なのと、静岡県人ということで思い入れがあります。

展示は漫画やエッセイの生原稿や、拡大されたもの、漫画誌風の展示など凝った演出も多数ありました。


私は特にさくらさんのエッセイや、シュールな世界観の『コジコジ』、
尖った角度からのものの見方の『神のちからっ子新聞』や『富士山』が好きなので、
その世界を十分楽しめる展示で楽しかったです。

平日の午前中にも関わらず、たくさんの鑑賞者がいらっしゃいました。
特に女性客が多いのが印象的でしたが、皆、笑いを堪えきれず、
小笑いしながら見ている人が多く、それが面白かったです。
美術館なので皆、遠慮気味(笑

最後のミュージアムショップでは、グッズ販売を見るのも愉しみました。


童心にかえり、『コジコジ』のボールペンとポーチを購入。

かわいい…(しみじみ)

 

次回は11/8(木)更新予定です。
お楽しみに~

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【樹木のヒトリゴト】東京アート散策

【樹木のヒトリゴト】東京アート散策

こんにちは、アフロモシアです。
やっと秋らしくなってきましたね。
芸術の秋ですね!
ということで、アート散策に東京に行ってきました。

今回のお目当ては森美術館で開催中の
「ルイーズ・ブルジョワ展 ~地獄から帰ってきたところ言っとくけど、素晴らしかったわ~」です。

副題がたまらなく魅力的ですね。

ルイーズ・ブルジョワを知ったのは六本木ヒルズの屋外にある「ママン」という大きな蜘蛛のブロンズ作品からです。
ずっと気になっていて、どういうアーティストさんなのだろう?どうしてママンなのだろう?と思っていました。
森美術館で展覧会があると知って、これは行かねばと思い行ってきました。

作品が気になるアーティストは、その生い立ちも気になってしまい、大抵は共通するところがあって納得がいきます。
表面的な表現方法は違えど共通する、共振できるところがあるのですね。

ルイーズ・ブルジョワもやはり共通するところがあって、観ていて感極まってしまいました。

気になった作品の写真を何点か撮ってきました。

気になった方はぜひ観に行ってくださいね!

次は銀座メゾンエルメスフォーラムで開催されている
「内藤 礼 生まれておいで 生きておいで」
です。
東京国立博物館で同名で一部会期を重ねて展示があったのですが、残念ながらそちらは見逃してしまいました。

作品は現代美術で、小さな作品があちこちに展示されていて、壁も含めて作品となっているそうです。
私には少し難解で、勝手な解釈ですが、題名からのイメージもあって、なんかこう…生まれてくる前にいた世界のような感じがしました。
写真はありませんが、現代美術はその場に行って感じるのが醍醐味だと思っているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

この後は話題のスポットに行ったのですが、また次回のアフロモシアのブログでお話ししますね。

 

次回は10/31(木)更新予定です。
お楽しみに!

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【樹木のヒトリゴト】アップサイクルな蒸留

【樹木のヒトリゴト】アップサイクルな蒸留

こんにちは。ブビンガです。
当店ハナレアルタナの実店舗では倉庫「倉」にて現在、「MUKU ten.一枚板販売フェア2024  Vol.2」を開催中です。

期間は10/30(水)まで。

このフェア期間中、クス一枚板のサイズ調整でカットした端材を活用して自家製蒸留を行い、
クス芳香蒸留水アロマスプレーを作っています!

本来なら処分されてしまう、カットした後の木材の端材。

一枚板の中でもクスノキは特に日本人に馴染みのある爽やかな強い芳香がします。

昔から「樟脳(ショウノウ)」成分を取り出し、衣類用の天然の防虫剤として、使われてきました。

 

お店でもクス一枚板を置いていると、ご来店されたお客様から「良い香りですね!」
とおっしゃっていただけることしばしば。

一枚板テーブルほど大きな木材だと、空間に置いているだけで良い香りが愉しめます。

この香り高いクスの端材を捨ててしまうのはもったない!
…ということで、端材をさらにカットして、ウッドチップ状にしたものを蒸留して、
ルームスプレーとして使える、クス芳香蒸留水アロマスプレーを作ることにしました。

木片を蒸気で温めて、氷で急冷することで作り出されるクスの成分が凝縮された蒸留水。

とてもシンプルな作り方で、学生時代の理科の実験を思い出しながら作っています☺︎

 

フェア会場のハナレアルタナの倉庫「倉」にて専用のガラス製蒸留器で、土日祝日に私たちスタッフがせっせと蒸留していますので、
ご興味のある方はご覧になりにお越しください!

完成したスプレーはフェア期間中、特価¥110 (税込)で販売中。
爽やかな樟脳の香りでお部屋の空気を浄化してくれます!
特にお手洗いや玄関などの空気の浄化におすすめですよ。

次回は10/24(木)更新予定。
お楽しみに! 

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【樹木のヒトリゴト】2泊3日香川県の旅 part3

【樹木のヒトリゴト】2泊3日香川県の旅 part3

こんにちは!サイプレスです!
長々と香川旅のお話をさせていただきましたが、今回が最終回でございます。
香川の旅に行ってから2ヶ月ほど経過しておりますが、このブログのおかげでこの旅の思い出を振り返ることができます。

では、3日目の最終日、計画を立てている時点では、3日目はきっと体力的に疲れてきているだろうし、香川の街をのんびりと散策しようかなあなどと考えていました。

しかし、急に思い出したことが。
「、、、あれ?うどんを食べてないのでは、、、?」

朝一で電車に乗って人気と言われているうどん屋さんへ。
さすが人気店、すでに行列ができていました。
行列の一番後ろに並ぼうと最後尾に向かって歩きましたが、永遠と続く行列。
気が付くとお店の敷地(駐車場を含む)をぐるっと囲むような形で行列ができておりました。
並んではみたものの、なかなか進まず次の予定の時間があったので泣く泣く諦めることに。
でもやっぱり一度は食べておかないと気が済まなくなり、次のうどん店へ。
到着するとなんと臨時休業、、、!
これはまさか、うどんが私を避けているのでは!?と感じ始めてきました。

次でダメだったら諦めよう!ということで、栗林公園内にある食事処へ。
栗林公園とは、国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、最大の広さを持つ江戸初期の回遊式庭園です。
「飛来峰」と呼ばれる富士山に見立てて造られたといわれる築山を眺めることができました。

木陰の中を歩きながら自然いっぱいの風景を堪能しました。

食事処「吹上亭」に到着し、さっそくうどんを注文。
暑かったのでざるうどんにしました。

やっと食べられたうどんは、弾力があってとっても美味しかったです!
少し休憩して、本日のメインへ。

和三盆の商品を提案する「日和製作所」さん。
こちらで和三盆干菓子づくり体験をしました。

ひとつひとつ手彫りで作られた木型で和三盆を押し固めて干菓子を形作る体験です。

猫様の型を発見、、!!
こちらも使わせていただきました。

完成したのがこちら。
作業自体は簡単なのに、綺麗に形作るのはとても難しかったです。



和三盆の原料や製法、干菓子ができるまでのお話を聞かせていただき、知らない世界を少し覗くことができました。
少し離れたところにある日和製作所さんが運営する「HIYORI WASANBON tea stand」にも伺いました。

アイスとアイスティーをいただきました。

ひと休みさせてもらって、元気をチャージ。
この勢いに任せて、元気があったら行きたいと思っていた金刀比羅宮へ。
金刀比羅宮は、785段の階段を上らないと辿り着けない神社で、商売繁盛などのご利益があると言われています。

琴平駅から金刀比羅宮までは地図で見ると徒歩20分程度。
正直、そのときは余裕だと思っていました。

お店が並ぶ道をひたすら歩き、お店が並ぶ階段を上り始めて5分くらいで「あ、これちょっとだめかも、、」と思いはじめました。
階段の一段一段が普通の階段よりも高く、一段上るたびに足に負担がかかる感覚。
そして目の前に立ちはだかる階段、、そして真夏の暑さ、、
周りの観光客の方たちもどことなく必死そう、、
しかし、せっかく来たのだから金刀比羅宮まで行きたい!と思いめげそうになりながらも休み休み上りました。

途中看板に励ましてもらいました。

ふらふらになりながらもなんとか到着。
マラソンの後のような、ものすごい爽快感でした!
パワースポットということもあり、一気に疲れが吹き飛びました。
しかし次、また上りたいと思えるかわからなかったので、一生分の感謝とお祈りをさせてもらいました。

下りの階段は、羽が生えたかのような心地。
あっという間に琴平駅まで戻ることができました。

琴平駅から高松駅までは、記憶がありません。笑
結局、3日目は3日間の中で一番ハードな日となりました。

帰りの電車の中で夕日に照らされた瀬戸内海を見ることができました。

充実感に満たされて、大満足な旅となりました。
今回行けなかった場所がまだまだあるので、また必ず訪れたいと思いました。

3回に渡って長々とお話させていただきありがとうございました!
以上、サイプレスの香川の旅でした!

次回は10/17(木)更新予定です。
お楽しみに~!

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【樹木のヒトリゴト】中秋の名月の次の日の月

【樹木のヒトリゴト】中秋の名月の次の日の月

こんにちは、アフロモシアです。
9月も終わろうとしているのに暑いですね。

先日は中秋の名月でしたね。
当日はすっかり忘れていて、次の日に写真を撮りました。

ちょうど満月は中秋の名月の次の日だったようです。

いつも通る道にはススキも育っていました。
暑いけど秋は近づいているようです。
車を止められなかったのでススキの写真はありませんが、脳内ススキでお月見をお楽しみください!

次回は10/10(木)更新予定です。
お楽しみに!

 

 

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【樹木のヒトリゴト】三島、Yotubaさんのスープカレー

【樹木のヒトリゴト】三島、Yotubaさんのスープカレー

こんにちは。
食べ物投稿多めのブビンガです☺

先日、また三島を訪れたため、スープカレーのお店「Yotuba(ヨツバ)」さんにランチにうかがいました!

以前からお店の前を通るたびにお昼時に行列ができていて、気になっていたお店初来店です。

メニューは組み合わせを選ぶスタイル。

①スープ:とまと or えび
②具材:チキン、シーフード、野菜など
③辛さ:0(辛さなし)~2(中辛)~4(辛口)~10の11段階
④ライス:小(150g)、中(200g)、大(300g)
⑤他、チーズなどのトッピングが選べます。

私は、「チキンレッグと10種の野菜」1辛をセレクト。
トマトベースの甘辛いカレースープが食欲を刺激しつつ、彩り鮮やかな三島西麓野菜たっぷりと、ほろほろと柔らかくほぐれるチキンレッグでごはんが進みます!

ごはんはレモンごはん。初めてでしたが、さっぱりとしてカレーと良く合います。ドリンクはアイスチャイを頼みました。

 

以前は、同じく三島で営まれている「ラーメンやんぐ」さんに間借り営業をされていた「Yotuba」さん。
どちらのお店も共通して、アパレルショップのようなおしゃれな店内が特徴。

レジ横ではステッカーや食器、オリジナルグッズも販売しています。

インテリアがとても素敵なのですが…食べ物の写真しか撮っていませんでした💦
本当に食い意地がはっていてお恥ずかしい限りです(笑

 

とっても美味しかったので、次回はえびスープにも挑戦したいです。
皆さんもぜひ、三島に行かれましたら寄ってみてくださいね!

 

次回は9/26(木)更新予定です。
お楽しみに~

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【樹木のヒトリゴト】2泊3日香川県の旅 part2

【樹木のヒトリゴト】2泊3日香川県の旅 part2

こんにちは!サイプレスです!
9月になりましたがまだまだ暑いですね~!
日が少し短くなったり、朝晩涼しい気がしたりなど、少しずつ秋が近寄ってきている気がします。

前回、香川旅行のお話をさせていただきましたが、語りつくせなかったので今回はその続きです。

2日目は、一度は訪れて見たかった小豆島へ。
高松港からフェリーで1時間ほどで到着。
フェリーではもうウキウキしすぎて席に座っていられず、ほとんどをデッキで過ごしました。

島の間をすり抜けているような感覚が面白く、ずっと景色を眺めていました。

 

小豆島に着き、港周辺に点在する瀬戸内国政芸術祭の様々なアート作品を見にうろちょろ。


レンタカーを借り、「迷路のまち」へ。
迷路のまちは、約700年前に海賊の侵入や強い海風に備えて作られたのだそう。
妖怪美術館という様々な妖怪を見ることができる美術館へ行きました。
私たちが「妖怪といえば…」と思い浮かぶ昔ながらの妖怪から現代の妖怪まで本当にたくさんの妖怪が!
建物も妖怪一色です。

 

古民家をほとんどそのままの形で使用した美術館で、随所に風情を感じながら妖怪も建物も楽しむことができました。


古民家の雰囲気のおかげか、近くにいた小さなお子様は半べそをかきながら一生懸命まわっていたのが印象的でした(笑)

 

美術館を出て、coomyah groceryという素敵な食料品店へ。
セレクトされた調味料や缶詰などは小豆島産のものから海外のものまで幅広く取り揃えられていました。
店内は白を基調とした優しい雰囲気でところどころにある小物類に遊び心を感じました。

 

次に樹齢1,600年以上の真柏が眠る宝生院へ。
天然記念物にも指定されている巨樹で、その木に龍、象、亀を見ることができます。
大きさに圧巻です。

木の周りをぐるりと一周することができ、龍、象、亀を確認。
木の下は涼しく、しばらくゆっくりと眺めることができました。

 

真柏からパワーをたくさん頂き、船波製麺所さんへ向かいました。
細い道をくねくねと走り、本当にこんな場所に製麺所があるのかと不安になりましたが無事に到着。
素麺が有名な小豆島。こちらも素麺を主に製造している製麺所でうどんも作っていました。
静岡の食事処にも素麺を卸しているのだそう。
製麺所の方が愛嬌のある明るい方で心が温まりました。

 

次に雑貨や衣料品などを取り揃えている「うすけはれ」さんに伺いました。
山道の途中を更に奥に行くとある自然にかこまれたセレクトショップです。
セレクトされているものとお店の雰囲気に店主さんのこだわりを感じ、他にはない唯一無二の空間を楽しませてもらいました。

 

次に向かったのが「小豆島現代美術館」。
時間が迫っていたため、GEORGES galleryとMOCA HISHIO、MOCA HISHIO ANNEXという7施設の内3施設を見させていただきました。
プライベート美術館ということでしたが、作品数の多さに驚きました。
絵画やインスタレーション、写真を堪能しました。
MOCA HISHIO ANNEXでは、写真家の田名部有希さんの企画展期間中で、実際に田名部さんが1枚1枚の写真を丁寧に説明してくださいました。
まさか写真家ご本人の話を聞けるなんて思っていなかったので、とても贅沢な体験でした。

 

夕方5時を過ぎ、夕日を見ながらのんびり海沿いをドライブ。
スーパーに立ち寄り、「小豆島にしかないもの探し」をして小豆島の1日が終わりました。
たくさん動き回り、とても疲れていたはずだったのですが、やはり帰りのフェリーでもウキウキしてしまいほとんどをデッキで過ごしました。

楽しかった思い出が溢れすぎてまたもや次回に持ち越しです!
長々とすみません。お付き合いいただきありがとうございます。。
島で偶然出くわした猫様で許してください。。

続きはまたサイプレスの投稿で!

 

 

次回は9/19(木)更新予定です。
お楽しみに~!

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【樹木のヒトリゴト】ささげのお赤飯

【樹木のヒトリゴト】ささげのお赤飯

こんにちは。ブビンガです。

先日のお盆に伊豆の祖父母の家にお墓参りに行ってきました。

祖母は子どもや孫が来るとお赤飯を作ってくれます。
うちの祖母お手製のお赤飯は小豆(あずき)ではなく、「ささげ」のお赤飯です。

小豆は煮ると崩れやすく割れやすいのですが、ささげは煮ても割れにくく、
触感もしっかりしているのでよく使われるのだそう。

実は数年前まで、知りませんでした!
何も知らず、小豆だとばかり思っていましたが、ささげだったのです。

ささげは、ササゲ属の一年草の豆で、漢字表記は「大角豆」。
ささげという呼び名の由来は諸説ありますが、さやが上向きに湾曲して実る様子が、
捧げものをする手つきに似ているとして、「捧げる」が変化した言葉だとする説もあるそうです。

見た目はいんげんに似たひょろ長い形状のさや。


祖母はさやごと天日で乾燥させ、豆をさやから取り出して、もち米とあわせて仕込みます。

豆を下ゆでした煮汁にもち米を約一晩浸漬させることにより、お米にほんのり豆の赤い色が付くのですね。

塩分の加減も長年の経験の目分量(笑

いつも通りの美味しい味です。ありがたくいただきました。
いつもありがとうございます!

次回は9/12(木)更新予定です。
お楽しみに。

 

 

 

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【樹木のヒトリゴト】2泊3日香川県の旅

【樹木のヒトリゴト】2泊3日香川県の旅

こんにちは!サイプレスです。

先日、2泊3日で香川県に行ってきました!
一度、瀬戸内海にある直島に訪れた際、香川県に立ち寄ったことはあったのですが、目的地として訪れたことがありませんでした。
今回、記念すべき「初 香川旅」ということで、行きたい場所やお店などたくさん調べ上げ、新幹線、レンタカー、宿泊施設等の手配をし、計画を立てながら必要なものを購入したりと、とにかく気合十分で臨みました。

静岡を出発する際に新幹線に遅れが出ていることが判明。
名古屋と岡山で乗り換えがあったのでドキドキしながら乗車しました。
乗り換えの便も遅れている便に合わせて出発してくれたおかげで無事に乗り換えができ、なんとか香川県に到着しました。

レンタカーを借りて、一番最初に向かったのが高松市美術館。
谷川俊太郎氏の絵本★百貨展という絵本の中を体験できるような展示でした。
撮影OKということだったので一部載せさせていただきます。

絵本自体も展示されていて、絵本を読みながら体験ができました。
こちらは「こっぷ」という絵本。
こっぷのあらゆる使い方からどのように生まれているのかが短い言葉と絵でまとめられています。
インスタレーションではこっぷにつかまえられる体験ができましたよ!

 

オノマトペって面白いですよね~
その言葉を聞くだけでその状況や状態が読み取れたり、想像することができるのって改めて考えるとすごいことですよね?!

戦争や生死を伝える絵本もありました。
椅子が用意されていて、じっくりと読むことができました。

単に絵本というと「子供が読むもの」と思ってしまいますが、大人も深く考えるきっかけになるような絵本がたくさんありました。
お子様はもちろん、大人様も十分楽しませていただきました!

美術館を堪能したあと、気になったお店へ。
こちらは「+106」さん。

素敵なガラスの扉が印象的なギャラリーです。
打田翠さんの個展が開催されていました。

その隣の「ari pan」さんでパンを4つも買ってしまいました。

次に「AJI CIRCULAR PARK(アジ サーキュラーパーク)」さんへ。
「循環」をテーマにしたライフスタイルショップで、自然素材を使用した雑貨やアパレル、余剰資材やハギレを販売しているお店です。

店内の撮影許可をいただきましたのでこちらも一部掲載させていただきます。
こちらは庵治石の端材。
香川県庵治町は日本三大石材加工産地の一つに数えられており、庵治石はそんな庵治町で採掘される高級石材として知られています。
細かなものは量り売りされていて、手のひらサイズのブロックも販売されていました。
完全に心を奪われ、両方購入。

他にもジョージ・ナカシマの家具を製作している桜製作所にて家具製作時に出た木の端材や、ニット製作時に出たニットの端材も販売されていました。

ハナレアルタナでも取り扱いさせていただいている「AJI PROJECT」の商品も展示されていました。
庵治石の素材感をそのまま活かしたブックエンド、その名も「ROCK END」はやはりどこにいても目を惹きます。
AJI PROJECTを運営している蒼島さんのショールームも近くに合ったので伺いたかったのですが、休業日だったようで拝見することができませんでした。
次回、リベンジしたいと思います!

石と一枚板の組み合わせが印象的なベンチが素敵でした。

周辺を少し歩いてみました。
いたるところに「石」。

山の表面に見えるのは採掘場でしょうか?
とても興奮してしまいました。

 

次に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館へ。
到着して早速絵画とオブジェが出迎えてくれました。

こちらも館内撮影OKということだったので一部掲載。
中に入ると、2階まで続く吹き抜けの壁にはびっしりとオブジェや絵画が。

猪熊弦一郎氏の絵画は、猫や犬、馬、鳥などの動物たちが多く描かれていて、どの作品も動物や人間への愛を感じます。
多い時には10匹以上の猫と暮らしていたのだそうで、猫飼いさんの師匠とも言えますね!
人間の頭の上に猫がいたりと猫の自由奔放な姿も描かれていて、実際に頭の上に乗られていたりしたのかな?と微笑ましくなりました。

「対話彫刻」といわれる、ワイヤーと身の回りのもので製作された小さな彫刻も展示されていました。
本来捨ててしまうようなものも、不思議とまるで生きているように感じました。
なんだか愛おしいです。

トップブランドのショーや、ファッション誌の写真のヘアメイクを手がけた加茂克也氏のヘッドピースの企画展期間中だったため、そちらも拝見させていただきました。


なかなか近くで見れないようなヘッドピースを間近で見ることができました。
意外と身近な素材で作られていたりして、この素材がこんな風に生まれ変わるのかと驚きました。
その素材もまさか自分が人の頭の上でランウェイを歩くだなんて思ってもみなかっただろうな~などと想像してしまいました。

そんな香川県1日目。
ホテルの近くで香川県名物の骨付き鳥としょうゆ豆を食べて締めくくりました。

長くなってしまったので今回はここまでにします。
続きはまた次回のサイプレスの投稿にて~!

 

次回は8/29(木)更新予定です。
お楽しみに!

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【樹木のヒトリゴト】名古屋に行ってきました!

【樹木のヒトリゴト】名古屋に行ってきました!

こんにちは、アフロモシアです。

毎日暑いですね。
私はもうこの暑さに飽きました。
早く秋になってほしいです。

さて、少し前に博物館と美術館の展示を観に名古屋に行ってきました。

まずひとつ目は、名古屋市科学館で開催されている「毒」展です。
なんかこういう怪しげなものってそそられるのですよね。
会場の科学館は名古屋の街中にある白川公園内にあります。

ビルと樹木が混在しております。

建物もインパクトあります。

マニアック過ぎてお客さん少ないと思っていたら、夏休みの子供さんとか学生さんで結構混雑していました。

毒と言っても本当に様々で、植物や動物などが身を守るためのものや、捕食のためのもの、鉱物や人が作り出した人体や環境に毒になるものなどなど…
意外と身近に毒は存在し、毒にも薬にもなり得て、使い方次第というところもあります。

あまり毒に特化して考えたことがなかったので、興味深い展示でした。

次は愛知県美術館で開催中の「アブソリュート・チェアーズ」です。

こちらは街中のビルの10階にある都会的な美術館です。
流石にこちらはマニアック過ぎて、お客さんは少なかったのでゆっくり鑑賞できました。

椅子の機能は座るだけでなく権威の象徴や、身体に寄り添うことで安楽や拘束のための道具となることもあり、また複数が集まることでコミュニケーションの場を生み出すこともあります。
アーティストたちは椅子と結びつく多様なイメージをとらえ、作品を通じて社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性を浮かび上がらせてきました。
この展示はそのような作品から社会や人間の有り様を考察するというものです。

気になったものを何点かピックアップします。

名和晃平さんの作品で「PixCell-Tarott Reading」です。
机の上には作家自身の運命を占ったカードがあるのですが、無数の球体ではっきりと読み取ることはできず、占い師が座るはずの椅子も座ることができません。

読み取れそうで読み取れない、できそうでできない…情報や物で溢れている現代だけど、ヒト1人がわかっていることやできることはそう変わっていないのかもと思いました。

こちらは宮永愛子さんの「waiting for awakening -chair」です。

中の白い椅子はナフタリンでできていて、周りの樹脂に空いた穴のシールを剥がすとナフタリンの気化が始まります。

原型となった椅子が歩んだ時間、作家が制作にかけた時間、そして眠りについた白い椅子の時間、異なる時間の流れが重ねられ静かに佇んでいます。
ナフタリンの気化が始まると椅子は消え去ってしまい、樹脂に跡が残るだけになります。

時間とはなんと儚いモノなのだろうと改めて思いました。

ミシェル・ドゥ・ブロワン「樹状細胞」

こちらの作品は、会議椅子が球体状に組み立てられ、複雑な象徴性を構築しています。球体の形態は、非階層的で平等主義的なユートピアの条件を満たすものでありながら、外側に向けて脚が蹴り出されており、自身を守るような姿を象っています。

理想的な共同体を生み出すと同時に、他者を拒み誰一人座ることを許さないそれらの行きつく先は、はたしてユートピアと言えるのか…

これを作るの結構大変そうだし、難しそうだなぁとかまず考えてしまいました。
影も綺麗だなぁとか呑気に眺めていました。

ユートピアって一体何なのでしょうね。
みんなずーっと求めてきているのに実現しないのは、やっぱり拒んでいる面があるのかな?
ヒトって矛盾した生き物ですね。

所々に「副産物店」の座ってもいい椅子が展示されています。
副産物店はアーティストのアトリエから出る廃材を収集し、プロダクトやアート作品に昇華するグループです。

使われなくなったモノで椅子っぽい物になっていて、なんかこれ笑えると思って気に入ってしまいました。
多分業務用掃除機に木が詰められていて、一応座れそうです。
取っ手も背もたれっぽい⁉︎

名古屋はいつ行っても活気があって、暑さも相まって熱気ムンムンでした。
いい感じの喫茶店でアイスコーヒー飲みたかったけど、時間がなくて飲めなかったのが残念です。

次回は8/22(木)更新予定です。
お楽しみに!

 

 

 

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