【樹木のヒトリゴト】温泉とアートをめぐる群馬旅―その1

こんにちは。ブビンガです。
私の年末年始は例年より、風が吹くようにあっという間に過ぎ去っていきました。
今回は昨年12月の上旬に訪れた群馬旅の一コマをご報告させてください。
冬はやはり温泉!ということで同行者と未踏の地で行先を探っていたところ、そこまで遠方でもない温泉地として、群馬県の伊香保温泉が候補に上がりました。
通常の紅葉の見頃は過ぎていたのですが、暖冬の影響で、あわよくば紅葉も見れるのでは?という淡い期待も込めて…ついに行先を伊香保温泉に決定!
目的地を決めたら周辺を調べるのが鉄則です。
近くに現代アートの美術館「原美術館 ARC」が!行くしかありません。
まずは、旅館のチェックイン前に美術館へ。
原美術館ARCは元は「ハラミュージアム アーク」として、東京品川にあった原美術館のアネックス(別館)的扱いの現代アート専門の美術館でしたが、品川の原美術館閉館に伴い、統合され、「原美術館ARC」として2021年4月にリニューアルオープンしています。
広大な敷地に建てられた展示棟と屋外の庭園で作品を鑑賞することができます。
屋外には、アンディ ウォーホルやジャン=ミシェル オトニエルをはじめ、国内外の現代アーティストによる常設作品が点在。
屋内のギャラリー展示は訪問時、企画展「心のまんなかでアートをあじわってみる」開催中。原美術館コレクションと古美術からなる原六郎コレクションから構成されています。
ギャラリー展示は、A「遠く離れてみる」・B「目を閉じてみる」・C「味わってみる」・觀海庵「向き合ってみる」の4つのテーマの展示棟に分かれていました。
▲カナダの彫刻家、マックス・ストリッヒャー《Sleeping Giants(Silenus)》
ナイロンの一種でパラシュートや船の帆にも使われている素材で作られている巨大な作品。常に空気を送り込んで、室内中央に浮いています。
▲辰野登恵子ペインティング
▲加藤泉《無題》油彩
▲束芋《真夜中の海》ビデオインスタレーション
▲名和晃平《PixCell-Bambi #2》ミクストメディア
この他にも様々な作品を一棟一棟まわりながらじっくり鑑賞することができて、まさに展覧会名である「心のまんなかでアートをあじわってみる」という感じに、静かで良い時間を過ごすことができました。
ちなみに「まんなか」は、美術館所在地の群馬県渋川市が「日本のまんなか」であるとのことからだそう。日本地図を見るとなるほど…!(所説あり)
長くなりました。
今回はアート編ということで、またブビンガブログ次回に続きを綴らせてください。
スタッフブログ次回は1/30(木)更新予定です。
お楽しみに!