ヤマネミカ さんの木のカトラリーと道具
静岡県賀茂郡南伊豆町で制作活動をされている木工作家のヤマネミカさん。
自然に囲まれた山深い地のご自宅の工房で、暮らしに寄り添う温かみのある木のカトラリーや道具を作られています。
初めてヤマネさんの工房を訪ねたのはちょうど一年前の昨年5月。
▲ご自宅の敷地内にはご主人の営まれる治療院が。
治療院の建物内のカーテンを隔てたギャラリー兼、応接間にお邪魔させていただき、お話をうかがうことができました。
▲ヤマネさんのお知り合いの作家さんの素敵なティーポットでおもてなしいただきました。
ヤマネさんは静岡県三島市出身、ご主人は愛知県出身のご夫婦。南伊豆町に移り住み、この地に根を下ろし、ご家族で暮らしています。
木工を始めたきっかけは賀茂郡松崎町の「松崎工房」の木工塾への参加。
松崎工房は、伊豆半島南西部の松崎町にある木工工房です。
昔ながらの“木組みで作る家具”を基本とした技術指導、木工職人育成を軸に、木工を身近に感じていただく為のワークショップや時間貸しのシェア工房の運営なども行っています。経験者の方から初心者の方まで、幅広く歓迎しています。
ヤマネさんは、松崎工房の木工塾で基礎から学び、研鑽した技術で、ご自身の「暮らす道具」というコンセプトを基に、ご自宅の工房で少量ずつ、丁寧に木の器やカトラリー、「くりぬき弁当箱」を中心に制作されています。
現在もご自身の個展での作品展示の他、「松崎工房」出身作家として、グループ展へも参加されています。
硬質な広葉樹を材料にすることで、日常的に使うための丈夫さと繊細なデザインを兼ね備えたヤマネさんの作品には、暮らしの道具への愛が感じられます。
実際に手に持った時の馴染みやすさや、しつらえた時の素敵さなど、使い勝手の良さとビジュアルの美しさを感覚的に捉え、表現されていることが分かります。
ハナレアルタナでは、身近な暮らしの中で長く使っていきたいと思えるカトラリーや木の道具をセレクトさせていただきました。
ぜひ、一度お手に取ってみてください!
暮らしのシーンの中でその一部をご紹介させていただきます!
▲柄を極限まで細く仕上げた、紫檀(シタン)のフォーク
※一つ一つ手作業で制作する一点もののため、形の誤差がございます。ご了承ください。
フォークはこの他に黒檀(コクタン)材もございます。
▲遊び心のある六角形のコーヒーメジャースプーン
写真のヤマモモ材の他、欅(ケヤキ)材もございます。
▲栗(クリ)材のコースター
色は鉄媒染による黒色です。
側面から見た形がシェイプされた凝ったデザイン。
直径約12.5cmとコースターにしては大ぶりなので、ちょっとしたお菓子を置く小皿としても使えそうです。
▲大きな掬いが特徴の花梨(カリン)材のサーバースプーン
料理の取り分けに便利なサーバースプーンは大きな掬い部分と短めな柄の絶妙なアンバランスさが愛らしい一品です。花梨(カリン)の木目の個性も愉しめます!
ヤマネミカさんの作品は、すべて天然素材の手作業の一点もののため、木目・色・形に個体差がございます。ご了承ください。
ヤマネミカさんすべてのアイテムはこちらよりご覧ください。