【ブランド紹介 Vol.1 】作家もの
こんにちは。
こちらの投稿では、ハナレアルタナで取り扱うブランドを紹介していきたいと思います。第一回目は、いきなりイレギュラーですが、当店の特徴ともいえる「作家もの」の紹介をさせていただきます。
ハナレアルタナ推薦の作家もの
ハナレアルタナでは地元、静岡県の作家の作品を取り扱っております。
実際にお目にかかり、ご本人のお人柄に触れるにつけ、それぞれの作家ならではの個性を感じさせてくれる作品は、自信を持っておすすめできるものばかり。
一つ一つ、丁寧に作っていただいているその工程を知っているからこそ、愛着が湧くということがあると思います。
ここでは、少しでもその一端をお伝えできればと思います。
■岡部 稔(額装写真・ワイヤースケッチ)
静岡県三島市で活動されている現代美術作家・写真家の岡部稔さん。
時間と環境の作用を受けたモノに意識とレンズを向け、ファウンド・オブジェ的手法で写真作品「IMPROVISATION」を制作しています。岡部さんの感覚でフォーカスされた事象は被写体そのものの意図や目的から離れ、抽象的に再構築されるようです。
部屋の壁に飾った時に、馴染みやすい抽象表現はインテリアアートとしておすすめです。
※ファウンド・オブジェ
自然の産物や人工物を「発見」し、美術作品やデザインのなかに生かすことで、偶然の発見、平凡さを見つめ直したり、通常そのものと結び付けられている意味の再評価などを示唆したりする。
岡部さんのワイヤーアート作品は、まるでスケッチを描くように作り上げられることから、「ワイヤースケッチ」と名付けられています。
当店では「木に憩う鳥」をテーマとして、特に鳥モチーフの作品をセレクトさせていただいています。
一つ一つ即興的に手作業で制作されており、その種類、表情は様々。
一つとして同じものはありません。無垢材の木製台座は自然素材ならではの木目の個性や温もりを感じさせます。
時間帯と置く場所によって、現れるワイヤーの影もアートとなります。
■小端 吾郎(木工作品[花器・オブジェ])
静岡県三島市出身、裾野市在住の漆・木工、熱海楠細工職人の小端吾郎さん。
現在、広葉樹を多く取り扱う材木店の加工所に勤務しながら、既製品ではみられない木材の神秘的な部分を広めたいという想いを込めて、花器や食器、オブジェ作品を制作されています。
ハナレアルタナでは、「Unique Wood Series(ユニークウッドシリーズ)」と漆塗りの花器をセレクトさせていただいています。
「Unique Wood Series(ユニークウッドシリーズ)」
ワイルドな欠けや節穴、虫食い跡やスポルテッドと呼ばれる木目に沿って発生する菌の模様…。どれも無垢の木材の特性です。一見、短所や欠点に思える「虫や菌」が生み出す、思ってもいないような独特(ユニーク)な表情は大変魅力的。
それはまるで、小さな生命の営みが木の内部に記録させた足跡で、自然界が作り出すアートといえるのではないでしょうか。
木工・漆職人でもある小端さんは、そのユニークな素材の魅力を最大限に引き出します。
あえて虫食いや欠けを強調した木取りでデザインした花器たちは、生花やドライフラワーをあしらっても、もしくは、そのまま置くだけでも絵になるオブジェ。一点ものの魅力を存分に味わっていただける立体造形のアートです。
ユニークウッドとは一線を画す、端正な印象の漆塗りの一輪差しはクスノキの拭き漆仕上げ。生花用の水を入れることができるガラス管付きです。
■Blaues Blatt(ブローチ[木製・陶製])
静岡県藤枝市在住の現代美術作家が手掛けるデザインプロダクツブランド、Blaues Blatt(ブラウエス・ブラット)。ブランド名はドイツ語で「青葉」という意味です。ハナレアルタナでは、木製と陶製のブローチをセレクトさせていただいています。
ブローチは手作業で作成されているため、全て似て非なるものです。
木製(角)はランダムにカットした形にペインティングを施したもの。
木製(円)は、エアブラシで着彩されたグラデーションが美しく、モノクロのファッションによく映えます。
陶製は型は一切使用せず、鳥や動物、羽根、雲、星、月などの自然界のモチーフをひとつひとつ造形し、金釉やプラチナ釉、色釉をかけて焼き上げます。
画家でもある作家の表現がアクセサリーとして、身に着けられるのが贅沢な感覚を味わえます。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した作家の作品は、どれも一点もの。一つ一つが売り切れ次第、完売となります。世界で一つだけの作品を手にしたときの特別感は格別と言えるのではないでしょうか。
時間をかけ、丁寧に手作業で作られた作品は大切にしたいと思えますし、気に入ったものは長くお使いいただけるものです。
ご自分へのご褒美に。大切な方への贈り物に。
自信を持って、おすすめいたします。
今回ご紹介した作家の作品は今後も新作をアップ予定です。
また今後、他にも地元の作家をご紹介させていただきます。どうぞお楽しみに!